2012年8月1日

上手く動かせない



人間が人間であるための部品が決して少なくないように、
自分が自分であるためには、驚くほど多くのものが必要なのだ。
他人を隔てる為の顔、それと意識しない声、目覚めの時に見つめる掌、幼かった頃の記憶、
未来の予感…。


人間なんて、単なる自己保存のプログラムに過ぎないのだろう。
遺伝子という記憶システムを持ち、幼い頃からの記憶で形成されている。


ただ、同じシステムを持った私たちにも個性を作り出すひとつの方法として
“好奇心”があるのだと思う。


ところで、
私が、他人やネットから得た膨大な情報は私の記憶や意識として私の一部になる。
つまり私は、この社会から構成されているということになってしまう。
悔しい。


本当の自分とは、一体なんなんでしょうね。

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