壊したい
もう少し、
ゆっくり生きなければならないのだと思った。
『狂騒状態で毎日を過ごし、痛みを感じるひまもなく不意に死ぬ』のが、理想だったのだが
つまり駆け抜けてしまいたかったわけだが…。
いかんせん
私はそんなに強くは無かったし走るのも遅かった。
—いや、立ち止まってしまったのだ。
困った。
生きるには速度が問題だというのに。
刹那的に今を生きようと必死になっているが余り
大切なモノを落としてしまったようだ。
気がつけばベッドの上は真っ赤に染まり
耳鳴りが止まなくなっている。
向き合った時に漸く気がつくのだ。
なんてロマンチックなのだ!!!
人生とは、こんなにもメロドラマのようであって良いのだろうか!
なんておちゃらけるのも大概にして、
暫く落ち着いて考えてみる。
もう傷付けたく無い。
例え、
考え直した結果を伝えるのが手遅れになったとしても
自分の素直な気持ちを伝えられたらそれで満足だ。
彼には仕合せでいて欲しい。
私の何倍もずっと仕合せに生きていてほしい。
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