2012年7月22日

コピーアンドペースト



お金はね、あるんだ。自慢に聞こえたらアレだけどさ。
会社に入って二年経ったくらいの頃、欲しいものはもう一通り買ってしまって、どうにも金が余るんで寄付ばかりしてた時期があってね。
そのころにフォスター・プランってのに参加したことがある。
なにかっていうと、貧しい国の子供達に教育を受けさせるための募金なんだけども、参加するとその子供からお礼の手紙が届くんだ。
お礼って言ったら変だな、こう、学校の写真とか、家族の写真とか、学校で習ったこととか、将来の夢とか、そういうのを綴った手紙。
でも、まあ要はお礼だよね。
ぼくのときはネパールだったけど、ガネシュ君って七歳の子から手紙が来てさ。
まあよく出来た手紙でね、
最後は「ぼくが一番好きな国は日本です。大人になったら日本で働きたいと思います」で結ばれてたよ。
ぼくはもう即効で破り捨ててガスコンロで燃やして、それっきりぱったり寄付をしなくなった。

たいした金額じゃないんだよ、ぼくが寄付したのは。
百年続けてやっと日本の大学の四年分とか、そんなもんだね。
それっぽっちの金でそんなことまでさせちゃうわけよ。
「一番好きな国は日本です」だよ?
そんなことを七歳の子供に言わせてるぼくは一体なんなんだろうって思うじゃない。
ただ生まれた国が違うってだけでさ
一日バイトすれば稼げるくらいの金を送った程度のことでさ。
それに、何より嫌だったのは、その手紙を読んだ瞬間、ぼくはこれをやりたくて募金をしてたんだ、って気付いちゃったんだよね。
ぼくは無償のつもりで募金をしてたけれども、心の底ではずっとああいうものを期待してたんだ、って。


2012年7月8日

ひどいやつらは皆殺し



此の所、久しく秋葉原へ行っていなかったので
さくじつ行ってきました。


久しぶりに充実した休日を送れた気がします。


炭酸の効いた瓶コーラなんて呑みながら
ひたすらレトロゲームのボンバーマンをやったりなんかして…。






















散々、アキバを満喫してからの私は
少しお酒の力を拝借してから愛しい彼に会いに行ってきた。


日頃の不摂生が祟ってか、
左頬に出来てしまった煩わしいヤツがお揃いだったのを見た彼が嬉しそうに
「あ!ニキビ、お揃い。」と、言った。


—もうニキビなんて歳でもないでしょうに…。
と、思いながらも
些細な事で喜ぶ彼を私はとても愛しく思う。


私を抱きしめたまま規則正しく寝息を立てる彼を背に
数時間考え事をした後、私も静かに眠りにつく。


いつも通りの二人の夜。




私は強く思う、
彼と生きたい。